極め道―爆裂エッセイ

本書は数多くの笑いを生み出した作者の赤裸々なエッセイの第一弾です。
まだ直木賞を受賞する前で初のエッセイの為か控えめな部分もありますが、それでも自分の「道」を突き進む姿が笑いあり、そして作者的に涙ありで書かれています。
そして、本書は第一段なのでエッセイで欠かせない存在となる「弟」が初登場する話も収録されています。

内容はパソコンの文字変換のチョイスに驚き、友人の話やアルバイト時代の話をしたり、理想の男性を想像して悶えるなど後に発売されるエッセイと基本は変わりません。
考察も少女漫画に留まらず、ボーイズラブや映画に自分の「妄想」という名の分析を織り交ぜながら大いに語っております。

そして、ふとした疑問について自論を呟いてみたり、そうじゃないのかと憤慨する部分も後に発売されるエッセイと似ております。
違う点を挙げるならば、本書は作者が若い事もあって初版が2000年と古いですが、それを感じさせない勢いが文章にあります。
エッセイに順番はありませんが、もし読む順番が選べるなら本書を一番に読むことをオススメします。
そして、気が向いたら後のエッセイと読み比べてみてください。

初版:2000年10月/光文社知恵の森文庫
文庫版:2007年6月/光文社文庫

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