悶絶スパイラル

本書は既に何冊も出ている脳内の妄想に家族や友人との赤裸々な日々を綴ったエッセイです。
収録されているのは2005年6月から2006年11月で書き下ろしが三本ほど収録されています。
連載の〆切に追われながら打ち合わせをこなし、その合間に日々の中で生まれた妄想や大好きな漫画や小説について書いています。
アニメや漫画だけでなくインターネットの「2ちゃんねる」が知られるきっかけとなった「電車男」で弟と盛り上がり、父の誕生日に赴いた野球場では前の席に座るカップルをやっかみ、漫画の名言を集めたり、カラオケで人気アイドルユニットの歌詞に興奮し、急に食べたくなった天丼の天ぷらに怒りを覚えるなど相変わらず面白い内容が満載です。

そんな本書でも特にオススメなのは、作者が担当編集者から送られてくる「お題」にランキングをつける「なんでもベスト5」です。
オタクになるきっかけ漫画、泣ける漫画から理想の「ヒーロー」に「ヒロイン」など作者が今までの人生で培ってきた嗜好がコメントと共に楽しめます。
個人的に面白かった「ベスト5」は「ドラえもんの道具」のランキングです。
このランキングの一位は、多分ですが作者しか思い浮かばないと思います。

初版:2008年1月/太田出版
文庫版:2012年9月/新潮文庫

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