夢のような幸福

本書は2002年から2003年までのエッセイをまとめた一冊です。
毎回の様に自身の趣味や友人の話が満載ですが、今回は映画「ロード・オブ・ザ・リング」が公開された年だったのもあり、作中に登場するヴィゴ・モーテンセンが演じるアラゴルンに心奪われた作者は映画の「あらすじ」を紹介しつつ、彼への愛を大いに語っております。

また、冒頭では友人と好きなシチュエーションについて語り合い、そこで聞いた友人の好みに長年の付き合いでも理解できない事があると再認識するなど小説では読めない赤裸々な日々が綴られています。

その中でも本が好きな作者だけあり、名作漫画「愛と誠」で愛とは何かと考え、世界の名作「嵐が丘」の解説をしながら「乙女が惹かれるポイント」を探ったり、今度は「ガラスの仮面」の登場人物の恋愛歴を考察しております。
独自の映画評論に旅先でのハプニング、友人の結婚に毎度の妄想劇など、こんな人が友人だったら楽しいと感じさせるエピソードが満載の一冊です。

肩の力を抜いて作者の趣味や友人との楽しい日々を読みたい人や、とにかく笑える話しが読みたい人にはオススメの一冊です。

初版:2003年12月/大和書房
文庫版:2008年3月/新潮文庫

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