まほろ駅前多田便利軒

東京の外れに位置する「まほろ市」で便利屋「多田便利軒」を営む多田啓介は、大晦日に預かったチワワと年始を迎えていた。
物凄く繁盛しているわけでもなく、閑古鳥が鳴くほど暇でもない。
そんな便利屋としては可もなく不可もないやっていた多田の元に、いきなり学生時代の同級生だった行天春彦がやってきた。
そして、一晩だけ事務所に泊めてほしいと頼んできた。
しかし、行天は一晩で出て行かず、前の晩に事情を聞かされた多田は無理に追い出すことも出来ないので便利屋の手伝いとして居候させることにしたのです。

これだけ書くと普通の便利屋家業の物語ですが、そこは一筋縄ではいきません。
ペットの世話に塾の送迎代行など普通の依頼をこなす二人は、やがて一つの事件に巻き込まれます。
そんな真面目で面倒見のいい多田と風変わりだけど機転のきく行天のコンビを、俳優の瑛太(多田役)と松田龍平(行天役)が演じ、2011年に映画になっています。
映画を見た人は原作を、原作を読んだ人は映画を見て、少し違った二人を楽しんでください。
初版の文藝春秋版では本文イラストがあり、そちらと映画版を比べてみるのも楽しいです。

因みに作中に登場する「まほろ市」は実在しませんが、モデルになった場所は東京町田市で、映画では実際にロケが行われたそうです。

初版:2006年3月/文藝春秋
文庫版:2009年1月/文春文庫
コミック版:第一巻・2009年12月/白泉社、第二巻・2011年3月/白泉社

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