白蛇島(2005年「白いへび眠る島」と改題)

高校最後の夏に悟史が生まれ故郷である「拝島」に帰省すると、島は十三年ぶりに行われる「大祭」で賑わっていた。
悟史の故郷となる「拝島」には神社があり、更に神社の周囲には森が茂り、そこは神域とされていた。
この神社を司る一族は「蛇」が祖先と信じられており、その体には「鱗」が生えていると信じられています。
そんな言い伝えが残る島は祭りで賑わっていましたが、大人達の間では「怪物が出た」という奇妙な噂が流れていました。

また、神社では「後継者」の事で小さな問題が起こっており、祭りの賑わいとは違う不穏な空気が流れていました。
やがて大人達が噂していた「怪物」の正体を調べていた悟史と彼の幼馴染である光市は、島の「秘密」を巡って不思議な体験をすることになります。

この小説は「閉鎖された島」と古くから伝わる「禁忌」や「伝説」を織り交ぜた民話の様な雰囲気があります。
キーワードになるのは、小説の題名にもなっている「白い蛇」です。
本書は孤島が舞台ですが、ミステリーの様な「密室」も映画の様な派手な「アクション」もありません。
なので、その手の話が好きな人には退屈だと思います。
逆に物静かな話が好きな人にはオススメです。

初版:2001年12月/角川書店
文庫版:2005年6月/角川文庫

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